家具はもちろん寝具も取り扱っているニトリやイケア。
お手頃な価格から買えるのが魅力の1つですが、掛け布団としての性能(暖かさや吸湿性・保温性・軽さなど)はどうなのでしょうか?
製品ラインナップから分析してみたいと思います。
目次
ニトリやIKEAの掛け布団って寒い?
ニトリの掛け布団には独自のレベルが存在する
ニトリの扱う寝具全てが安いか?というとそうではありません。
安い製品もあれば、そこそこ値の張る製品もラインナップされているのが特徴。
店舗に行くと大々的に並んでるのは安い製品が多めですが。
ニトリのネットショップを見てみると羽毛掛け布団を多く取り扱っているのがわかりますね。
分類の右にあるカッコ内の数字が製品数ですから、2017年10月現在では羽毛掛け布団が17製品あるとわかります。
中でもニトリの羽毛布団は「あたたかさレベル」という独自の指標が存在。
これは製品の一部ですが「あたたかさレベル6」になるとシングルサイズで大体30,000円くらいの価格になるようですね。
例外はあるものの「あたたかさレベル5」でも20,000円くらい。
まぁ、自社の製品を「これは安いから大して暖かくないよ」なんて言わないでしょうから、安い製品でも冬物ならレベル4はあるみたいですね。
とはいえ暖かさは個人個人で実感に差があると思います。
ここで気をつけたいことは「指標を意識しすぎると選択を間違う可能性がある」ということ。
掛け布団は暖かさだけではなく「詰め物としての性能」「メンテナンス性」「縫製品質や生地品質」も大切なポイントです。
「あたたかさレベルは4あれば十分だろうし、レベル4の最安値でいいじゃん」と、指標に対する価格だけを意識して数千円のふとんを選ぶ人もいるでしょう。
しかし「数ヶ月でペタンコになって羽毛も生地から飛び出してくる」など、後悔する可能性もあるのです。
イケアの掛布団は全体的に薄めの仕上がり
その一方でイケアの掛布団はどうでしょうか。
ラインアップとしては2017年10月現在でおよそ20種類ほどで「ダウン・フェザー」といった羽毛掛け布団から「リヨセル」「ポリエステル」といった化繊掛け布団の両方を取り揃えています。
イケア掛け布団の特徴としては大きく3つ。
- デザインが統一されている(色合いやキルティング模様など)
- 全体的に薄めの掛け布団
- 基本的に安い製品のみ(1万円以下多がほとんど)
見た目にこだわる方には「スマートな北欧テイスト感」があって良いのかもしれません。
しかし、そういう点を重視していないなら寝具としてちょっともの足りない感じですね。
コンセプト的に「冬でも暖かく眠る」という要素はなく「洒落たインテリアをお手頃価格で」みたいな印象。
地域や個人にもよりますが、これ1枚なら普通に寒いでしょう・・・。
正直この記事を読んで下さっている方にはオススメしにくいです。
ニトリの掛け布団についての疑問
20,000〜30,000円の羽毛布団なら後悔しない?
ニトリにある2万円〜3万円程度の羽毛布団なら品質的にも恐らく合格ラインを超えていると推測しています。
しかし、それ以下の価格帯の羽毛布団についてはあまりおすすめはできません。
というのも僕自身、ニトリで買った1万円程度の2枚合わせ羽毛布団を使っていたからですね。
ダウンとフェザーが半分ずつ詰められた羽毛布団だったのですが、もうとにかく羽毛が吹き出しまくりました。
みるみるボリュームがなくなっていくのは少し悲しみを覚えますね。
また、少し冷え込むとこれだけでは寒いので他に対策が必要となるのも軽さを重視する場合は注意が必要。
ニトリで買うにしてもある程度予算をもっておくことをオススメします。
ニトリの羽毛布団ってニオイはどうなの?
羽毛布団のニオイ(獣臭)が気になるという方は多いですよね。
僕自身はあまり気にならないのですが、やっぱりニオイはあるようです。
ただこれはニトリなどメーカーに関わらず、羽毛という中材を用いた時は仕方がないこと。
予め避けておきたいなら特殊なポリエステルを用いた掛け布団が良いでしょう。
ニトリの掛け布団についての結論
3万円出して量販店の寝具を買う理由
個人的にニトリは好きですし、たまに利用しています。
それはなぜかというと「性能をそこまで求めない日用品が安く手に入る」から。
その延長で「寝具に興味がなかった頃」はニトリで寝具も揃えていました。
しかし今となっては純粋に「3万円あるなら寝具メーカーの製品がいいな」と思ってしまいます。
「餅は餅屋」という言葉のように、専門メーカーの方がそれだけやってるぶん蓄積したモノが濃いでしょう。
シングルサイズの掛布団で3万円あれば品質的にも申し分ない製品が買えるので、自分なら寝具メーカーを選びますね!
掛布団選びの参考になれば幸いです。