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ポリエステルの掛布団は羽毛より寒い?メリットとデメリット

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掛け布団を買おうと思った時「(性能が)良いのは羽毛の掛け布団だよね」と思っている方も多いと思います。

実際に羽毛はとても優れた素材ですが、必ずしも羽毛なら良いという訳でもありません。

そこで今回はポリエステル素材を詰め物にした掛け布団のメリットとデメリットを解説したいと思います。

ポリエステル掛布団は羽毛より劣る?寒い?

羽毛よりも進化しており、保温力も凌駕する勢い

羽毛は天然の素材であり、グース(がちょう)やダック(アヒル)といった水鳥の羽や毛です。

昔から用いられている反面、素材自体が進化することはありません。

しかし、化学繊維は年々進化していく余地があります。

保温性はもちろん、吸湿速乾性、防ダニ抗菌性能などを付加してより良い状態に改良されていくのが特徴。

 

例えば安物の羽毛だと洗浄が不十分で布団全体が獣臭い場合があります。

洗浄がしっかり行われているかが大事なのですが、そもそも獣臭さの一切ない羽毛は作れません。(獣の羽や毛なので)

天然素材ゆえにダニの住処として好まれやすいことも根本的に改善することは極めて難しいのです。

 

そのためポリエステル(化学繊維)を用いた布団は一概に劣っているとは言えず、その性能と可能性は羽毛よりも期待が見込めます。

高性能特殊繊維を用いた掛け布団は羽毛布団よりも暖かいと評する方も。

ポリエステル素材のメリット・デメリット

では具体的に「化繊の布団はどう進化しているの?」という方へ、高性能掛け布団に用いられる特殊素材について説明します。

一般的なポリエステル素材のメリットは以下。

  • 繊維が太く反発力に優れているため、耐久性がある
  • 綿ボコリが発生しにくい
  • 水に強く洗濯が容易で乾きやすい
  • 抗菌防ダニ加工を施しやすい
  • 天然素材のような臭いがない
  • 価格が安い

逆にデメリットは以下。

  • 水を吸う力が乏しく吸湿性が悪い
  • 静電気が発生しやすい
  • モノにより保温性が劣る

およそ良い点の方が多いのですが、特にそれらの性能を向上・改善させた繊維があるのです。

次では「寝具によく使われている特殊繊維」をいくつかご紹介。

覚えておきたい寝具によく使われる特殊繊維

3M™ シンサレート™

3M社の高機能中綿素材であるシンサレート™。

スキーウェアや防寒コート、手袋などでもこの素材は大活躍しており、その優れた断熱性は寝具にも用いられ始めました。

通常のポリエステル素材より薄く・軽く・暖かいという三拍子揃った性能。

同じ厚みの羽毛よりも2倍保温力があると言われています。

また、シンサレートにはグレードが有り防寒手袋などは普通のシンサレート、寝具類は「シンサレートウルトラ」という上位タイプが用いられやすい傾向にありますね。

東洋紡 フィルハーモニィ®

東洋紡が開発した高機能ポリエステルわた「フィルハーモニィ®」

「フィルハーモニィ®」は、当社の練り込み技術を応用しポリマーに機能樹脂をブレンドして、①吸汗・速乾性②抗菌・防臭性③防ダニ性④ノンダスト(綿ほこりの発生量が非常に少ない)機能を持つポリエステルわたです。

引用:高機能ポリエステルわた「フィルハーモニィ®」の販売を再開

東洋紡では2013年9月より販売を再開していますが、何か不祥事や問題があった訳ではありません。

販売を停止していたのは単純に需要の手応えがなかったからだと思われます。

販売再開の背景でも触れられているように、中国での鳥インフルの発生や世界的に羽毛採取量が減少しているなどの中で高機能中綿のニーズが高まっての再販とのこと。

似た性能を有する他社製繊維として帝人フロンティアの「MIGHTYTOP®Ⅱ(マイティトップ®Ⅱ)」があります。

帝人フロンティア ウォーマル®

帝人フロンティアのセラミックスブレンド中綿「ウォーマル®」

遠赤外線だから、暖かい。 ウォーマル®は、「珪酸ジルコニウム系セラミックス」を繊維外層部に練り込んだ新しいタイプのなかわた。体から放出される遠赤外線を素早く吸収し、再放出するため、暖かさが体を包み込みます。

引用:ウォーマル®|素材情報|帝人フロンティア

遠赤外線エネルギーを再放出することで抜群の蓄熱保温性能を実現。

主に寝具の中綿として活用されています。

特殊繊維掛け布団を選ぶ時の注意点と疑問点

一部分に使っているだけの製品もあるみたいだけど

これらの特殊素材は一部でも使っていれば「使っている」と表記できるようです。

使っている量が少ないと特殊繊維の恩恵を十分に受けられません。

一部ではなく「全面」に使用している製品を選ぶことが重要です。

布団としての品質もチェックすべき?

「特殊な中綿をつかっていれば外側はなんでもいい」なんてことはありません。

しっかり縫製されているか?外側の生地品質は十分か?もチェックしましょう。

加えて製品保証や返品保証が付帯している寝具であれば安心感もありますね。

日本製造かどうか?という点もポイントになります。

どの特殊繊維を選べばよいのかわからない

今回紹介したものだけでも、それぞれ特徴が異なる繊維で選びにくいですよね。

布団によって「シンサレートだけ」という場合や「シンサレートとフィルハーモニィ」の2種類を使っている製品もあります。

また、参考までに「ママウォーム」という掛け布団は紹介した3種類全て使っている高性能敷き布団。

長く使う寝具は後悔しないよう選択するのが重要なので、検討する価値は大いにありますね。

詳細については下記から御覧ください。

さらに詳しく

 

さいごに

ポリエステル素材も良い製品は良い

色々と書きましたが、個人的にはメンテナンス性の高いポリエステル掛布団を推しています。

昔ポリエステルの布団を使って微妙だった人も、その頃とは全然違った印象を受けるかもしれませんね。

参考になれば幸いです。

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