畳部屋で布団を敷いて寝ている人は毎日押し入れに入れていますか?
敷きっぱなしでは畳にも布団にもカビが生えてしまいます。
かといって面倒なのも事実。どうにかできないか考えてみました。
目次
布団の上げ下げから開放されるには
ベッドを使う
上げ下げの必要がなくなるのはベッドですよね。
しかし、大きく場所を取ってしまうのと、脚部分で畳がヘコんでしまいます。
脚の部分にベニヤ板などを敷いて分散させればヘコみは軽減されますが、畳が日焼けした時は注意。
板のある部分だけ日焼けせず見栄えが悪くなってしまうかもしれません。
このような日焼けは賃貸物件だと修繕対象になるかもしれないですね。
布団の上げ下げが不要になる代わりにデメリットも存在することを覚えておきましょう。
スノコロールを敷く
ロール状になったスノコの上に敷布団を敷く作戦。
よくスノコベットとも言われていますが、評判は良くありません。
というのも、スノコ本体がカビてしまったりスノコの形にカビるなどまるで対策になっていないのです。
数センチの空間を作っただけでは満足に湿気が逃げないという事ですね。
除湿シート(マット)を敷く
敷布団の上や下に敷く除湿シートがあります。
これは除湿素材が直接湿度を吸い取るというものですが、無限に吸湿する訳ではありません。
ある程度吸ったら天日干しする必要がありますし、1日でいっぱいになる事も。
除湿シートを毎日干すのも布団の上げ下げくらい面倒ですよね・・・。
布団乾燥機を使う
布団乾燥機で熱を送り込み強制乾燥させる方法。
これなら敷きっぱなしでも湿度を下げカラカラに出来ますね。
ただし乾燥のために3時間程度は見る必要があるでしょう。
(普通の綿布団の場合)
また、布団乾燥機は言わばドライヤーのようなもの。
電気を温風に変えてますから、当然電気代がかさみます。
消費電力にもよりますが、毎日数時間使うなら電気代月1,000〜3,000円アップは覚悟しましょう。
おすすめの対策はコレ
エア系マットレスを使う
今は通気性が抜群に良く水洗いもできるマットレスが存在します。
それらのマットレスを「エア系」と呼んでいるのですが、このマットレスを使えばカビの発生をかなり抑えられます。
この春雨を固めたような素材がマットレスの中身です。
細いチューブが幾重にも絡まっているため、空洞が多く湿気を溜め込まないのが特徴。
素材は水に強くキレが良いため、お風呂場などに持ち込んでシャワーをかければ簡単に洗えます。
また、このマットレス1枚でしっかりと身体を支えるように作られているので敷布団は必要ありません。
実際に僕はフローリングにエア系マットレスを敷いて寝ていましたがカビた事はありませんでした。
おすすめはRISE(ライズ)という寝具メーカーの「スリープオアシス」というエア系マットレス。
寝心地は柔らかくはありませんが、硬すぎないので寝返りしやすく高耐久で定評があります。
数年に渡って使うものだと考えると費用対効果の良い選択ですね。
最後に
高齢の方にも高評価
高齢になると布団の上げ下げが辛くなってくると言います。
かといってそのまま万年床にする訳にもいかず、どうしようかと悩んでいる方も多いでしょう。
そんな場合にもエア系のマットレスは人気だそうです。
確かにこの通気性の良さはいままでの寝具には無いレベル。
重量も非常に軽いため「これなら上げ下げしても辛くないかも」なんて言うかもしれませんね。
参考になれば幸いです。