ロマンスの○○
日本の寝具メーカーであるロマンス小杉。
硬い寝心地が好評の「ロマンスエコー」以外にも「ロマンスゼロ」というモデルもあります。
どちらも知ってしまうと「どちらを選べばいいのだろう？」と悩んでしまいますよね。
このページでは両モデルの特徴を比較しながら「どちらを選ぶべき？あるいは違うもの？」という考えを述べたいと思います。
ロマンスエコーとロマンスゼロの違い
ロマンスゼロはプロファイル2層が特徴
同じ「ロマンス」シリーズであれば、ちょっと仕様が違うだけなのでは？と考える方もいるでしょう。
しかし、ロマンスエコーとロマンスゼロではマットレス（敷き布団）としての特性が全く異なります。
まずロマンスゼロですが、こちらは「プロファイル加工ウレタン2層式マットレス」です。
つまり、ボコボコした卵パックのような表面加工を施したウレタンを2枚重ねており「体圧分散性や通気性に優れる」のが大きな特徴。
ロマンスゼロ三つ折りマットレス（デラックス）は頭から「黒・ベージュ・黒・黄・白・黄」とウレタンに色が付いているのが確認できます。
これは「身体の当たる部分によってウレタンの硬さを変えている」というサインなのですね。
- ヘッドゾーン（黒）・・・80N
- シンクゾーン（ベージュ）・・・45N
- ボトムゾーン（黒）・・・80N
- カーフゾーン（黄色）・・・60N
- ヒールゾーン（白）・・・30N
- 残り端（黄色）・・・たぶん60N
他の高反発マットレスは100N以上であることが多いですが、数値だけ見た限り結構柔らかいですよね。
これはロマンスゼロ三つ折りデラックスの数値ですが、デラックスハード（DXハード）になるともっと硬くなります。
ロマンスゼロ 体圧分散敷き布団 三つ折りデラックスハード セミダブル ロマンス小杉 シリーズ最上位タイプ
ちなみにロマンスゼロには「三つ折りタイプ」と「フラットタイプ」があるほか「スタンダード」「デラックス」「デラックスハード」など種類が煩雑です。
| ＼ | スタンダード | デラックス | デラックスハード |
|---|---|---|---|
| カラー | パープル or ブルー | パープル or ブルー | ブラック |
| 三つ折りタイプ | なし | 有り | 有り |
| フラットタイプ | 有り | 有り | なし |
| 厚み | 9cm | 9cm | 9cm |
| 層構造 | 2層 （上層のみプロファイル） | 2層 （2層プロファイル） | 3層 （下層・音符型カット） |
フラットタイプは折り目がない1枚モノのマットレス（敷き布団）ですが、三つ折りにしてバンドで固定することも可能。
加えて、フラットタイプのスタンダードはカーフゾーン（黄色い部分）がないシンプルな仕様です。
ロマンスエコーはポリエチレンフォームとウレタンの3層構造
一方でロマンスエコーはポリエチレンフォームとウレタンフォームの2層構造です。
画像のある白い部分（上層）がポリエチレンで、黄色い部分（下層）がウレタンフォームという仕様。
黄色い部分はよく見ると2つに分かれており、実質3層構造であるとも言えますね。
ポリエチレンはプラスチックの一種ですが、生活用品の様々な所で使われている自分たちに欠かせない素材です。
（よく似た名前でポリスチレンがありますが、こちらはスーパーのトレーなどに使われる素材で比較的モロい）
それを用いたフォームであり、とにかく丈夫で硬いのがメリット。
表面はウェーブしているうえ、細やかな突起が適度な指圧効果もあり寝心地に優れています。
下層にあるウレタンフォームが体重に合わせて体圧分散してくれるので「硬いけど、心地よい硬さ」を上手く作り出しているのが特徴。
口コミや評価なども圧倒的にロマンスエコーの方が多いですね。
ロマンスエコーとロマンスゼロどちらを選ぶべき？
三つ折りタイプで価格比較するなら
三つ折り同士で比較すると、価格にあまり差はないことがわかります。
しかし、デラックスハードだけはガツンと高くなっていますね。
3層構造になってますし、下層には特殊カットもしているハイグレードモデルなので致し方ありません。
| ＼ | ロマンスゼロ デラックス | ロマンスゼロ デラックス・ハード | ロマンスエコー |
|---|---|---|---|
| シングル | 70 000 〜 | 110 000 〜 | 60 000 〜 |
| セミダブル | 90 000 〜 | 140 000 〜 | 90 000 〜 |
| ダブル | 110 000 〜 | 160 000 〜 | 120 000 〜 |
しかし「じゃあロマンスゼロ（デラックス）やロマンスエコーはDXハードよりも品質的に劣っているのか？」と問われるとそんなことはありません。
高品質マットレスの相場価格から見てもシングルサイズで60 000 は結構高い方ですし、どちらも品質共に申し分ないクオリティであると考えられます。
「寝心地の硬いマットレスがいい」ならロマンスエコーを選んで問題ないでしょう。
ロマンスゼロデラックスはあまりロマンス感がない
ロマンス感ってなんだよ？って怒られそうですが、ロマンスエコーがやっぱり他メーカーにはない唯一無二なマットレスだと思います。
そう考えた時にロマンスゼロの「プロファイル加工2層重ね」みたいなのって他メーカーでもあるんですよね。
それも、プロファイル加工マットレスで俄然有名な「西川」で見られます。
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この「ムアツ スリープスパ プラチナム」はムアツふとんで有名な昭和西川のハイグレードモデル。
3層構造でしっかり高弾性な寝心地はさすが西川の上位モデルといったところでしょう。
なので個人的には「プロファイル加工（凸凹）マットレスを求めるなら西川（特に昭和西川）を選びたいなぁ」という気持ちが強いです。
結論まとめ
ロマンスエコー以外なら他メーカーも吟味せよ！
ということで、僕だったら「ロマンス小杉＝ロマンスエコー」くらいの勢いで決めに行きます。
下記記事から改めてロマンスエコーをおさらいしてみても良いでしょう。
【関連記事】ロマンス小杉のロマンスエコーは腰痛に最適？口コミと評判
ロマンスゼロに関しては「昭和西川とか東京西川のプロファイル系マットレスと比較した後で悩む」感じでしょうか。
もしロマンスゼロに心揺れている最中にこの記事をお見かけして貰えたなら、下記の西川マットレス記事も参考にしてもらいたいです。
【関連記事】西川のマットレスならどれが腰痛対策におすすめ？
参考になれば幸いです。
